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後熱

後熱

 後熱処理は、EFD Inductionが世界中で数多くのソリューションを設計し、納入してきた実績を誇る主要分野の1つです。弊社の後熱処理システムは、主に自動車、航空、ケーブル/ワイヤー、電機、およびチューブ/パイプ業界で利用されています。  

 

誘導加熱は、後熱処理に最適な方法です。材料自体を直接発熱させるため、正確性と再現性に非常に優れています。そのため、ガスや炉による処理に比べて放射損失が少なく、加熱時間も短くなります。  

 

さらに重要な利点として、最終製品の品質とスループットの向上が挙げられます。たとえば、ケーブル絶縁の架橋プロセスの高速化と品質向上などに役立ちます

Minac

可搬型加熱装置

 

可搬型誘導加熱システムであるMinacシリーズは、高く評価された先代モデルよりもさらに使いやすさが向上しています。使用時の準備作業は、1) コイルを取り付ける、2) 電源を接続する、3) 冷却水を接続する、の3ステップで完了です。循環冷却システム搭載モデルは、電源を接続するだけですぐに使用できます。  

 

Minacは、メニュー・ベースのわかりやすい多言語対応コントロール・パネルにより、使いやすさを極限まで追求しています。しかも、このシンプルなコントロール/ユーザ・インタフェースは、Minacの全モデル共通です。  

 

ほとんどのMinacモデルには、2系統の独立出力を可能にした「ツイン」バージョンをご用意しております。ツイン・バージョンは、出力系統ごとに分割されたコントロール・パネル・ディスプレイを装備しています。  

 

Minacは簡単に操作でき、ハンドヘルド・トランス(HHT)により、出力のオン/オフや正確な出力コントロールが可能です。実際、HHTの使いやすさは、一般的な電気ドリルと変わりありません。コンバータ本体とHHTは水冷フレキシブル・ケーブルで接続されているため、被加熱物へのアクセスもスムースに行えます。

Sinac

汎用加熱装置  

 

Sinacは、市場で最も高い先進性と信頼性を兼ね備えた誘導加熱システムです。さらにSinacをお選びいただくことで、EFD Inductionが誇るグローバルなサービス、研修、およびスペア・パーツ供給のネットワークもご利用いただけます。製造工場、サービス・センター、および現地事業所で構成されるこのネットワークにより、お客様に迅速かつ的確なサポートと技術支援を提供いたします。  

 

また、Sinacをお選びいただくことにより、お客様固有のニーズや要件に最も合ったソリューションが得られます。システムの設計に当たっては、弊社エンジニア、冶金技術者、材料技術者がお客様の要件を事前に評価します。さらに、弊社ラボでテストとコンピュータ・シミュレーションを行うことにより、目的の用途に最適化され、しかも既存の生産ラインやプロセスに容易に統合可能な装置を確実にお届けします。

 

 

  Sinac

HeatLine

 工業用熱処理システム    

 

 

HeatLineファミリは、EFD Inductionの溶解/鍛造用システムです。HeatLineファミリの広範な製品群には、幅広い出力と周波数に対応する直列/並列補償型の誘導加熱電源が採用されています。  

 

HeatLineの直列補償技術の核となるのは、高いアップタイムを誇る堅牢なIGBTトランジスタです。また、EFD Inductionの並列補償技術は、サイリスタ、IGBT、およびMOSFET素子を特徴としています。HeatLineの各変換器は、自動負荷整合機能、シングル・マイクロプロセッサ・ベースの制御ボード、内蔵コンデンサを搭載しています。  

 

HeatLineには、溶解/鍛造用システムのほか、グラファイト・コーティング、線材/帯材加熱、スプリング線材圧延、ガラス溶解、グラファイト・サセプタ加熱、亜鉛メッキ、食品/化学薬品容器の加熱、およびその他の特殊用途向けのソリューションも用意されています。

自動車部品の後熱

従来、自動車業界は、品質レベルを上げると同時にコストを削減することに率先して取り組んできました。したがって、自動車メーカーと部品メーカーが誘導加熱技術を積極的に採用してきたことに、なんら不思議はありません。  

 

EFD Inductionは、長年にわたって自動車業界向けの数多くの後熱処理ソリューションを開発し、導入してきました。クランクシャフト、カムシャフト、CVジョイント、スターター・リング、カムシャフト・ギアの後熱がその例です。さらに、ブレーキ・ディスクを重合するための高周波後熱処理(GEOMET®およびDACROMET®プロセス)も実施しています。  

航空機部品の後熱

高周波後熱は、ジェットエンジンのケーシングなどの溶接修理による残留応力を除去するのに特に適しています。その理由は、誘導加熱は正確で再現性があり、非接触で加熱するだけでなく、航空業界における熱処理のすべての規則を容易に遵守できるからです。  

 

EFD Inductionは、持ち運べるコンパクトな誘導加熱装置を提供しています。したがって、世界中どこででも、航空機の溶接接合部に後熱処理を施すことができます。もちろんその場合でも、誘導加熱処理の正確性と制御可能性については、いつもと変わらない結果が得られます。  

ケーブル/ワイヤーの後熱

EFD Inductionは、長年にわたってケーブル/ワイヤー業界と密接に協力して誘導加熱ソリューションを開発してきました。  

 

ケーブルに後熱処理を利用すると、絶縁層への加硫プロセスがスピードアップします。さらに、誘導加熱は正確かつ制御可能であり、出力はほとんどの場合、ライン・スピードにしたがって制御できます。  

 

ワイヤー、チューブ、およびストランドにも後熱処理を利用して、それらを成形したり、塗料の乾燥を速めたりします。  

電機部品の後熱

弊社の持ち運びできるコンパクトな誘導加熱装置は、電機業界でのさまざまな後熱処理に利用できます。  

  • 銅やアルミバーの曲げ加工後に、材料割れのリスクを低減する焼きなまし
  • ケーブル・コアの押出し加工後の加熱
  • 焼嵌め部品の焼抜き(可搬型Minacシリーズは、油田、発電所、風力発電所などでもこの作業を実施できます。)    

チューブ/パイプの後熱

誘導加熱を溶接後の熱処理に使用して、溶接後に生じた可能性のある組織の硬化を取り除きます。最近の材料品質、特にAPI規格では溶接後の再加熱が必要です。  

 

誘導加熱の正確性と制御可能性によって、後熱処理の精度を上げることができます。その結果、耐久性、亀裂耐性、および腐食耐性が高いパイプが製造されます。極めて容易に品質が向上します。